都立新宿高校にて、百周年記念碑を建立させていただきました!

東京都一円にて、お墓づくりをはじめ、お墓の様々なご要望にご対応しております、一銀(かずぎん)石材の稲田圭二郎と申します。都立新宿高校同窓会様より、百周年記念碑の建立工事をご依頼いただきました!

 

都立新宿高校百周年記念碑工事 記念碑:インド黒 外柵:中国産御影石

 

都立新宿高校の同窓会様より、創立100周年の記念碑を建立する工事をご依頼いただきました。同窓会の方が知り合いのお寺のご住職様に「どこかいい石材店がないか」と相談されて、そのご住職様が当店をご紹介くださいました。ありがとうございます!

記念碑の彫刻の内容や大きさ、設置場所、使用する石などのお打ち合わせを重ねて、お考えのご予算にあわせてご提案しました。特に内容に関しては、学校ゆかりの鐘のレリーフを必ず彫刻することをご希望でした。彫刻の文字は手書きの文字を彫刻することになり、ひと文字をいくつも書かれた中からいいものを組み合わせる形で、大きさやバランスを細かく揃え、何度もやり取りをして内容が決まりました。

 

まずは、基礎工事のため根切りを行っています。ご指定のあった校内の林地の一角に建立します。

 

土を掘り下げて、砕石を敷きました。このあと地固めをして地盤を固めます。

 

木枠の中に鉄筋を組んで、基礎コンクリートを打つ準備をしています。

 

木枠の中にコンクリートを流し入れて、表面をきれいに整えました。しばらく養生してしっかり固まったら、石の据え付け開始です。

 

完成した基礎の上に、外柵の巻き石を設置しました。設置後、石と基礎コンクリートの間をきれいに左官仕上げしているところです。

 

石と石の角の部分は、L字金具でこのように留めています。地震などで揺れても石が開いたりずれたりすることを防ぎます。完成すると見えなくなってしまう部分ですが、記念碑が末永く残るためには必要です。

 

巻き石の中に石貼りをしました。この上に記念碑本体を設置します。重量のある記念碑を設置するので、石貼りをしたあとは十分な養生期間を置いてから、記念碑の設置に取り掛かりました。

 

記念碑の土台となるゲタ(脚)の部分を設置しました。このゲタを設置したあとも、しばらく養生期間をとります。

 

記念碑本体を据え付けて、工事完了です!

記念碑本体は、インド産の黒御影石を使用しています。外柵には中国産の白御影石を使いました。外柵部分は5尺角(約1.5m)、記念碑本体は幅3尺5寸(約1m)、縦1尺8寸(約55cm)、地面からの高さは1mくらいのものです。耐震のためL字金具や耐震ボンドを使い、永い将来も安心していただけるものを施工しました。

 

黒御影石の表面には、「府立六中・都立新宿高校100周年」とあります。新宿高校の前身は、大正時代に開校した東京府立第六中学校だそうで、「創立百周年」の文字の横に彫刻されているのが学校ゆかりのシンボルである「興国の鐘」です。文字の大きさやバランスなどもこだわって何度も調整をし、彫刻もできる限り良い仕上がりになるように彫刻の専門会社で彫刻した甲斐あって、とても素晴らしい仕上がりです。

 

完成後現地でご確認いただくと、「立派なものができた」と皆様にとても喜んでいただけました。皆様に愛される記念碑になるよう、また安心して末永く守っていただけるように心を込めて施工をさせていただきました。ずっと将来の生徒さんにも見ていただけるものを建立させていただくことができ、大変光栄に感じております。貴重な工事をお任せいただきまして、ありがとうございました。

今回は、都立新宿高校様での記念碑建立工事でした。実は先日、お墓のお仕事でお会いしたお客様が新宿高校の卒業生の方と分かり、今回の記念碑の建立のこともお話して、お墓工事のご依頼をいただくというご縁もありました^^ とてもありがたいです!当店をご紹介くださいましたご住職様にも、改めてお礼申し上げます。