雑草の影響による外柵のズレ直し。都立多磨霊園
東京都一円にて、お墓づくりをはじめ、お墓の様々なご要望にご対応しております、一銀(かずぎん)石材の稲田圭二郎と申します。都立多磨霊園にて、外柵のズレ直しをご相談いただきましたので、工事の様子をご紹介いたします。
多磨霊園の外柵直し
今回は、都立多磨霊園でのお墓の修理をご紹介いたします。多磨霊園は、小平市にある当店工房から車で15分から20分くらいの距離なので、よくお仕事をさせていただいています。今回は知人から、「お墓の石がずれている」というお客様を紹介していただきました。
早速現地へ確認に向かいました。外柵の左手前の石が、ずれて外側に落ちそうになっています。
手前から見ると、3cmくらいの大きな隙間も空いていました。雑草が成長して石を押してしまい、ずれてしまったようです。とても心配されていたので、確認してお見積りを差し上げ、早速工事に入らせていただきました。
工事が始まりました。まずはずれていた外柵の石を一旦取り外して、中の雑草を根からすべて取り除きました。
その後簡単にお掃除してきれいにしたら、取り外した石を据え直しました。石と石の継ぎ目に目地棒を入れて、柔らかいセメントで目地を埋めていきます。現代のお墓のような磨かれた石と違って、自然な風合いの残るこうした石材の接着では、この方法の方が石と石の接着がよくなります。
石の据え直しが終わりました。土のままだったところは、ご希望で雑草が生えないようにコンクリートを打ちました。
コンクリートを打ったところには白玉砂利を入れて仕上げ、工事完了です。安心してお参りいただけるようになりました!
今回のように、お墓の石が雑草や樹木の影響でずれてしまうことはよくあります。成長は少しずつでも長年かけてずれてしまい、放置していると落下してしまう可能性もあります。もし気付かれたらお早めにご相談ください。
お客様は、「こんなに良心的な費用で修理してもらえるなんて・・・」ととても喜んでくださって、「またなにかあったらお願いしますね」とお声かけいただきました。このたびは当店に工事をお任せいただきましてありがとうございました。お参りされていて気になることやお困りのことなどございましたら、またいつでもお声かけください。
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