渋谷区寺院墓地にて、すべて国内加工の茨城県産やさと御影のお墓を建立!
東京都一円にて、お墓づくりをはじめ、お墓の様々なご要望にご対応しております、一銀(かずぎん)石材の稲田圭二郎と申します。渋谷区寺院墓地にて、石塔・丘カロートともに茨城県産やさと御影を使用したお墓を建立させていただきましたので、ご紹介いたします。
渋谷区寺院墓地 石塔・丘カロート 茨城産やさと御影石
お寺様からお墓の建立をご希望のお客様をご紹介いただきました。まずは墓地でお会いして、敷地の採寸をし、ご一緒に建てられているお墓を見ながらご希望をうかがいました。
お墓作りは初めて経験される方がほとんどなので、丘カロート式のお墓を建立する場合、私は図面やお見積りを作成するにあたって、①費用を抑えて外国産の石ですべて作成する方法、②上の石塔部分のみ日本産の石で作成する方法、③丘カロート部分まですべて日本産の石で作成する方法の3通りをお伝えして、どの方法での建立がご希望が選んでいただくようにしています。この方法では、使用する石の種類や使う量の違いから、分かりづらいお墓の価格の違いを大まかに把握することができます。日本産の石の種類については、今回のお客様は青みのある白御影石がお好みでしたので、茨城県産のやさと御影をご案内しました。そしてお見積りをご希望いただいた②と③の2つのご提案内容のうち、すべてやさと御影で製作するお墓をお選びいただきました。
完成したお墓です。すべて国内加工で製作した、茨城県産やさと御影のお墓です。やさと御影は、茨城県石岡市の加波山の採掘されている中目の石です。有名な真壁石には中目のほかに小目もありますが、中目は小目より模様がはっきりしています。私もとても好きな石です^^
香炉はお線香を寝かせてお供えするタイプをご希望でした。今回は奥行きがあまりない敷地でしたので、香炉と花立・水鉢を置くスペースを確保するために、石塔の中台の手前側に花立・水鉢を埋め込むように組み合わせ、配置を工夫しました。
カロート部分もすべてやさと御影です。納骨室内はどうしても湿気が溜まりやすいため、福島県産の白河石を使って、すべて手加工で製作しています。御影石製ですと結露してしまうこともありますが、白河石は安山岩なので吸湿性に優れていて、納骨室内をきれいな状態で保つことができます。
今回はお母様と娘さんなどご家族3名でお墓作りをされたのですが、完成したお墓をご覧になって、皆様が本当に喜んでくださいました。工夫したことで思っていたより広く感じられる点も喜ばれていましたし、「この石にしてよかった」と、私も大好きなやさと御影をとても気に入っていただけました^^ この度は当店にお墓の建立をお任せいただきまして、ありがとうございました。
実は、日本国内で建てられているお墓には、国内で加工されたものと外国の工場で加工されたものとがあり、海外の工場で加工されたものは費用を抑えられる一方で、日本国内で作られたものとは仕上がりに大きく違いがあります。表面の研磨にしても、国内加工のものはとてもきれいに仕上がっていて、技術力の違いが明確です。個人的には、水鉢の角の角度などは海外工場で加工したものはぼやけていることもあり、きっちり90度に仕上げられる国内加工とはやはり違うなと感じます。そうした違いから、私自身加工の専門家として、当店で日本産の石を使ったお墓を製作する際は、必ず日本の工場で加工することを大切に考えています。今後も、仕上がりがきれいで品質の良い、丈夫で長持ちするお墓をお届けして、たくさんの方に喜んでいただきたいと思います。